2010年12月6日月曜日

X-37B が帰還

12月 3日 午前 1時 16分(現地時間)、アメリカ空軍の無人スペース・プレーン X-37B がカリフォルニア州にあるバンデンバーグ空軍基地に着陸しました。4月 22日に打ち上げられてから 225日(約 7ヶ月)ぶりの帰還です:

空軍の担当者は、軌道上で予定されていたすべての目的を達成した、と述べています。

以下の記事には、着陸時の動画(暗視カメラの映像)や、着陸後の様子を撮した写真が掲載されています:

動画には、X-37B が滑空しているところは含まれておらず、着陸後に滑走路上を移動しているところしか写っていません。目撃者の少ない深夜を選んで着陸したことと合わせて考えると、滑空する様子に何か秘密があるのかも知れません。

X-37B の機体のそばに人が写っている写真を見ると、同機のサイズがいかに小さいかわかると思います。貨物室は小形のピックアップ・トラックの荷台と同程度の大きさといわれており、そこに太陽電池パネルも収納していることを考えると、大きな積荷は搭載できないことがわかります。

作業をしている人が防護服を着ているのは、機体に残っている燃料が有毒であるためだとのことです。


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