10月下旬に秋田駒ヶ岳の現地調査がおこなわれましたが、南部カルデラにある女岳(地図)で新たな噴気を2本確認したとのことです。以下は、気象庁が11月11日に発表した「秋田駒ヶ岳の火山活動解説資料(平成26年10月)」(PDF形式)からの引用です:
23~24 日に実施した現地調査で、前回(2014年6月25~27日)確認された女岳南東火口内南側の地熱域には大きな変化は認められませんでしたが、前回はみられなかった高さ1mの噴気を確認しました。山頂付近で前回はみられなかった高さ 0.5~1mの噴気を確認しました。女岳山頂北部、北斜面、北東斜面などでも、前回と比較して、地中温度と噴気及び地熱域に大きな変化は認められませんでした。
秋田駒ヶ岳は、1970年から71年にかけて、中規模のマグマ噴火をおこしています。
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