5番の写真に写っているのは火山雷でしょうか。それとも通常の雷雲による稲妻でしょうか。
16番の写真は融けたラジカセです。降ってきた火山灰、あるいは火砕流がいかに高温であったかがわかります。
20番・21番・34番・39番の写真には、ムラピ山の山頂付近が写っています。富士山の大沢崩れのような深い亀裂が山体に入っていることがわかります。
28番の写真で運ばれているのは被災者ではなく、住民が避難した後の集落に入り込んで略奪を行った容疑者です。
インドネシアでは、すでに噴火しているシナブン山(スマトラ島北部)とムラピ山に加えて、複数の火山が活発化しており、その中には噴火の兆候を見せ始めているものもあります。以下はここ 2週間ほどの間に掲載された報道記事です:
- Three Volcanoes Show Signs of Increased Activity
- Besides Merapi, Plenty of Other Indonesia Volcanoes to Worry About
- Mt. Anak Krakatau’s activity escalating: Official
- Officials: Island's volcanoes more active
- Mount Semeru Volcanic Activity Increasing
- Child of Krakatao Volcano Active Again
上記の記事で活発化が伝えられている火山の筆頭は、スマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡にあるクラカタウ山(アナク・クラカタウ山)です。その他、Galunggung 山(ジャワ島西部)、Dempo 山(スマトラ島南東部)、Karangetang 山(北スラウェシ州サンギヘ島)、Ibu 山(北マルク州ハルマヘラ島)、Semeru 山(ジャワ島東部)などの火山が活発化しているとのことです。各火山の位置については、以下の地図を参照してください:
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