「行方不明」といっても、それは一般の観測者がその位置を見失ったという意味で、アメリカ空軍が常にその位置を把握していることは言うまでもありません。新たな観測データによると、X-37B は以前より 54km 低い軌道に移ったということです。X-37B は、これで少なくとも 2回の軌道変更を行ったことになります。
以下は、今後 1週間、東京都心で X-37B を見ることができる日時の予報です。10月 20日(水)の早朝午前 4時過ぎには、天頂付近から東南東に向かって 2.0 等級の明るさで輝きながら移動していく様が約 2分間にわたって見られそうです。最大高度(仰角)も 86度に達します:
以下には、10月 20日のX-37Bの移動経路が図で示されています。天頂付近に見えている「ぎょしゃ座」と「ふたご座」の間あたりに出現し、東南東の地平線に向かって移動していきます:
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