1月25日、小惑星〝2018 BA3〟が月と地球に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2018 BA3 | 15~33 | (月)1月25日 10:10 (地球)1月25日 19:28 |
1.39 1.47 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
この小惑星はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。この小惑星が最初に観測されたのは 2018年1月18日です。
接近時の地球との相対速度は秒速 8.1km(時速約 2万9000km)と予報されています。
この小惑星が最後に観測されたのは 2018年1月27日です。それ以来観測されておらず、観測データが少ないので軌道計算の精度が低く、現時点の予報では月への接近時刻に ±7時間21分、地球への接近時刻に ±7時間22分の誤差が見込まれています。接近距離についても同様で、最悪の場合、月へは 0.06LD、地球へは 0.71LD まで近づく可能性があるとされています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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