2021年1月23日土曜日

光速で伝わる音波?

 
1月20日午後8時30分すぎ、関東・東海・近畿などで火球が観測されました:
 
この火球が出現した際、神奈川県平塚市の博物館学芸員は不思議な現象を観測していました。「光ると同時に鳴る音があって」、「『ピコッ』という音が、光が強くなると同時に聞こえます。なぜ同時に音が鳴るのかは、 わかっていないということです」:

以下のページには「流星が発光するときの高度は地上 100~200km くらい」、「消滅する高度は 70~90km くらい」、「火球と呼ばれるものは、質量が大きく消滅点が高度 40~50km になることもあります」とあります:
 
仮に今回の火球の出現場所と観測地点の間の距離が 40km であったとすると、通常の音速では伝わるのに 2分間近くかかります。火球から音波が伝わって来たと考えるよりは、火球が明るく輝いたときの光(あるいは電磁波)が観測者周辺の物体に影響を与えて音が発生したと考えるべきなのかも知れません。
 
 
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