1月29日午前4時10分(日本時間)ごろにカリブ海で発生した M7.7 の揺れは日本列島にも伝わって来たようです。防災科学技術研究所の「100トレース連続波形画像」で見ると、4時30分ごろに日本列島の全域が微かに揺れたことがわかります:
100波形の中央部が縦に帯状に薄黒く見えているのが、カリブ海から伝搬してきた揺れだと思われます。北の方(上の方の波形)が少し早く揺れ始めているのは、地震波が大圏コース(大円コース)を通って北東の方向から日本列島に到達したためでしょう(震源から北海道東部までは約1万1700km、鹿児島までは約1万3600km)。
5時台になってもほとんどの観測点に周期の長い揺れが記録されているのは、後続波や表面波でしょうか:
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