昨年10月12日付「霧島山の噴火と大地震」と同25日付「霧島山の噴火と大地震 (続報)」の続報です。
霧島山の新燃岳は、3月25日に爆発的噴火を起こし噴煙が2000m上空まで達し、火砕流も発生しました。26日の噴火を最後にしばらく静穏化していたのですが、再び激しい噴火を始め、4月5日未明に相次いだ爆発では噴煙が上空8000mにまで達しました。
新燃岳から約5km離れたえびの高原硫黄山でも、3月半ばから山体が隆起する地殻変動が観測され、4月7日には噴気による震動が激しくなりました。
霧島連山の新燃岳や御鉢の噴火は大地震に結びつくのでしょうか。以下は『西日本新聞』と『デイリー新潮』の記事です。前者には「明治以降、霧島連山の噴火後に起きた大地震」の表があります。「1923年には御鉢が噴火した52日後に関東大震災、2011年には新燃岳が噴火した51日後に東日本大震災が起きている」、「1891年に御鉢が噴火した約4カ月後、(中略)最大震度6を観測したM8・0の濃尾地震が発生。5年後の96年に御鉢が再び噴火すると、3カ月後に岩手県を中心にM8・2の明治三陸地震が起き(以下略)」:
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