サハリン(地図、日本名・樺太)の南西部沖で2014年中に津波を伴う地震が発生するとの警告を、ロシアの非常事態省が1月24日に発表したとのことです:
- Russia Predicts Far East Tsunami in 2014
- Russian ministry predicts quake, tsunami in Far East this year
地震の規模にもよりますが、サハリンの南西沖で津波が発生すると、ロシア極東地方のみならず、日本海に面した日本の各地や朝鮮半島の東岸にも津波の被害が出る可能性があります。
ロシア非常事態省はこれまでにも地震や津波の警告を出したことがあります。警告の根拠は伝えられていないのですが、測地学的な情報に加えて、人工衛星による電離層の観測データなども使って地震を予測しているのではないかと思われます。ロシアは国際宇宙ステーションの外壁にも地震予知用の電離層観測装置を設置しています。
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