これまで粛々と溶岩を流し続けていたハワイ島のキラウェア山は、2月中旬頃から群発地震やハレマウマウ・クレーター内の溶岩湖の湖面上昇など、やや不穏な動きを見せていました。そのキラウエア山で、この週末に大きな変化がありました。3月 5日、プウ・オオ・クレーターで崩落が発生、それとほぼ同時にハレマウマウ・クレーターでは溶岩湖の湖面が急速に低下(動画)。続いてプウ・オオ・クレーターとナパウ・クレーターの間に新たな亀裂ができて、割れ目噴火が始まりました。溶岩は高さ約 20m まで噴き上がったとのことです:
- New fissure opens up between Pu‘u O‘o and Napau Crater (地図、動画、写真あり)
- Update: Kilauea volcano continues to erupt, two more lava fissures open (地図、写真あり)
- Eruption at Kilauea Volcano, Pu'u 'O'o Crater collapses (動画、写真あり)
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