ドイツ西部のライン・マイン地方で 2月 14日から 15日にかけて地震が連続しました:
震央(地図)はライン川の流域で、フランクフルトの西北西約 65km の地点です。以下は GFZ(GeoForschungsZentrum)の資料から抜き書きした発震時刻(UTC ― 協定世界時)、マグニチュード、深さ(km)です:
- 2011-02-14 12:43:11 4.5 12
- 2011-02-14 12:50:42 3.2 11
- 2011-02-14 13:38:34 2.6 10
- 2011-02-14 17:23:32 3.6 9
- 2011-02-14 19:35:08 3.0 10
- 2011-02-15 12:15:45 2.9 10
最大の M4.5 の地震のみ発震機構解が掲載されていますが、それによると伸張応力によって発生した正断層型です。
ドイツは地震が少ない国ですが、ライン・マイン地方はスイスからベネルックス諸国に向かって伸びるライン地溝帯が通っているため、比較的地震が起きやすい場所だそうです。昨年 12月 23日には今回の震源より少し南の地点で M3.6 と M2.9 の地震(深さは両者とも 5km)が発生しています:
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