大群が現れたのは、5月 10日早朝のことです。記事に掲載されている写真を見る限りでは、小形のヒキガエルで四川省に現れたものと近縁か同一の種類のようです。
地元に 30年以上住んでいる人の話では、これまでにもカエルの群は現れていたが、今回ほど大量に現れたのは初めてだとのことです。
例によって、地震学者は 「地震の前兆ではない」、動物学者は 「涼しい場所を求めて移動しているだけだ」 との見解です。
しかし、四川省の場合とは違って、南京市の地震局は現地に地震監視職員(複数)を派遣し、詳しい調査を始めています。これは、「南京市が 6月 13日にマグニチュード 7 から 8 の大地震に襲われる」 とのうわさが、先月来ネット上で広がっていることが影響しているのかも知れません。
なお、このうわさについては、25歳の女性がうわさを広めた容疑で身柄を拘束されています。
過去の関連記事
- 中国で 「大地震近い」の噂 (10年1月28日)
- ヒキガエ ルの繁殖行動とラクイラ地震 (10年3月30日)
- 多数のヘ ビが出現 ― 広東省広州市 (10年4月13日)
- カエルの大行列 ― 四川省成都市 (10年5月6日)