2025年2月3日月曜日

サントリーニ島近くで地震頻発、噴火を懸念 — ギリシャ (続報)

 

サントリーニ島(地図)の北東の海域を中心に地震が続いています。ギリシャ政府は、地震は火山性のものではないと強調していますが、パニックに近い状況も生じているようです。以下は、報道記事とその抜粋・テキトー訳です。
サントリーニ島の住民は、どんな手段を使ってでも島を離れようとしている。旅行代理店の外には長い行列ができており、航空券は売り切れている。

ここ数時間、地震が相次いで発生し、サントリーニ島では不安と恐怖が広がり、住民の多くは自宅の外で夜を過ごすことを選択している。地震活動が続いているため、多くの島民はさらに強い地震が起こるのではと恐れ、車の中に避難している。

「今夜は家では寝ません。地面が絶えず揺れていて、怖いです」と住民は記者に語り、不安感が広がっていることを説明した。安全上の理由から、起きたままでいるか、屋外で眠ることを選択する人もいる。

 ティラ島(サントリーニ島)とアモルゴス島という 2つの火山島間の地震活動が活発化したため、地震災害評価のための常設科学委員会とギリシャ火山弧監視委員会が日曜日に招集された。

過去 48時間にアニドロス海域では 200回を超える地震が記録され、そのマグニチュードは最大で4.5に達した。

委員会によれば、最近の地震活動は依然として活発であるが、カルデラ内の活動は減少し続けている。専門家らは、この地震は北東から南西方向に走る海底断層によるもので、火山活動とは関係がないと確認した。
 
当局はいくつかの予防措置を実施した。ティラ島、アナフィ島、イオス島、アモルゴス島の学校は 2月3日月曜日も休校となる。

市民は、屋内での大規模な集会を避け、廃墟となった建物には近づかず、アモウディ港、アルメニ港、コルフォス港、フィラの旧港(Old Port of Fira)への訪問を控えるよう勧告されている。建物の所有者は、危険な要素を取り除き、プールの水を抜くことも求められている。

地球物理学教授のコスタス・パパザチョスは、最悪のシナリオではマグニチュード 6.0 以上の地震が発生する可能性があるものの、「必ずしも強い地震が発生するというわけではないが、対策を講じる必要がある」と強調した。

キリアコス・ミツォタキス首相はアテネで緊急会議を主宰し、サントリーニ島の地元当局は避難に備えて緊急テントを設置し、警察と消防に厳戒態勢を敷いた。


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