毎年、夏至の時期の満月は低い高度(地平線からの角度)で輝きます。なぜかというと、夏至の時は太陽の高度が 1年で最も高い位置にあるのに対して、地球を挟んでその対極にある満月は逆に最も低い位置にあるからです。以下は国立天文台の解説です:
夏期の満月の高度が低いのは毎年のことですが、今年は例年よりもさらに低くくなります。実に約 19年ぶりの低さとのこと。これは天球上の太陽の通り道である黄道と月の通り道である白道の位置関係が約 19年の周期で変化するためです。詳しくは以下のテレビ東京の YouTube 動画をご覧下さい:
関連記事
- 地球が近日点通過 (09年1月5日)
- 神奈川県立公立高校入試問題から (09年2月22日)
- ストーンヘンジの夏至 (09年6月21日)
- 立秋を誤解していませんか (09年8月8日)
- 皆既月食と冬至 (10年12月22日)
- 近日点通過 (11年1月4日)
- 地球が太陽に最接近 (12年1月5日)
- ラハイナ・ヌーン (13年5月30日)
- 春分の日と地球の明暗境界線 (14年3月21日)
- 太陽が地球に接近 (15年12月22日)
- 仲秋の名月 ≠ 満月 (16年9月1日)
- 冬至 (23年12月23日)
- 日の出が早くなり始める(24年1月15日)
- 夏至 (24年6月21日)