2022年9月12日月曜日

パプア・ニューギニアで M7.6

 
9月11日08時47分ごろ(日本時間)、ニューギニア島東部で M7.6 の地震がありました(震央地図)。震源の深さは研究機関によって大きく異なっていて、USGS は 90.0km、EMSC は 80km、Geoscope は 39km としています。発震機構解は、正断層の運動による地震であることを示しています。



震央は、ニューブリテン島南岸沿いに伸びるニューブリテン海溝の西端部がニューギニア島に上陸しているところで、インド・オーストラリア・プレートが北に向かって年速 72mm で南ビスマルク・プレートの下に沈み込んでいるとされています。沈み込み帯ですので、正断層の地震というのは奇異な感じがしますが、地下の構造が単純な沈み込み帯とは異なっているようです: