2021年9月10日金曜日

箱根山の火山ガス濃度上昇 観光客が避難 (続報)

 
 
8月31日と 9月2日に基準値を超える濃度の火山ガスが観測され、観光客が避難する騒ぎがあった箱根山ですが、計測装置に不具合があったと箱根町が発表しました。
 
 「自動計測装置 3台のうち 1台のセンサーのフィルターが劣化し、二酸化硫黄(SO2)を正しく計測できていなかった可能性がある」、「二酸化硫黄の成分を抽出するフィルターの劣化が判明」、「フィルターの交換は年 1回で、昨年 12月に行っていた」:
 
私は、観光客を減らしたくない箱根町の思惑があるのでは、と疑っています。二酸化硫黄の成分を抽出するフィルターが劣化すると、二酸化硫黄の濃度が高く出るというのは逆ではないでしょうか。
 
気象庁が 9月8日に発表した「箱根山の火山活動解説資料(令和 3年 8月)」(PDF形式)によると、箱根山では 7月ごろから山体膨張の傾向が続いています。
 
 
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