2019年8月21日水曜日

チャンドラヤーン2号、月周回軌道に入る


インドの月探査機・チャンドラヤーン2号が月の周回軌道に入りました。探査車・プラギャン(Pragyan)を搭載した着陸機・ヴィクラム(Vikram)が9月7日に月の南緯70度付近に着陸する予定です:

月の南極付近を目指す理由について、ISRO(Indian Space Research Organisation、インド宇宙研究機関)の資料は以下の4つを挙げています:
  • 南極付近のクレーターは数十億年にわたって太陽光に曝されておらず、太陽系の起源についての劣化していない記録が残されている。
  • 南極付近にある永久に太陽光の当たらないクレーターには1億トン近い水が(氷として)存在すると推定されている。
  • 南極付近の表土には水素やアンモニア、ナトリウム、水銀、銀の痕跡が見つかっており、必要不可欠な資源が手つかずのまま存在している。
  • 南極付近は位置的に将来の宇宙開発の拠点として適している。

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