ニューヨーク市のサイズ(報道によってはその5倍)の巨大な ELF(極超長波、超低周波)送受信施設を中国が13年かけて完成させた、とのことです。建設場所は明らかになっていません。公式の目的は民生用で、地震予知や地中の鉱物探知とされていますが、主目的は潜航中の潜水艦との通信とみられています:
- China's NYC-Sized 'Earthquake Warning System' Array Sounds More Like A Way To Talk To Submarines
- CHINA BUILDS EXPERIMENTAL ANTENNA FIVE TIMES THE SIZE OF NEW YORK CITY IN SECRET LOCATION
- China’s new antenna is five times the size of New York City, but some fear it could be a cancer risk
電磁波が地中や水中を伝播するためには非常に低い周波数、したがって非常に長い波長である必要があります。そして、電磁波を効率的に送受信するためには、その波長と同じ長さのアンテナが必要になります。ELF の送受信施設が大きくなる所以です。
以下は、地震に伴って発生する ELF帯電磁波の研究の一例です:
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