12月11日、国際宇宙ステーションに滞在中の2人のロシア人宇宙飛行士が船外活動をおこないました。目的の一つは、8月29日に空気漏れを起こしたソユーズ宇宙船の穴を外側から調べることです。その際、宇宙船の外側を覆っている被覆を切り裂くためにナイフが使用されました。宇宙服を傷つける恐れもあります。船外活動でナイフが使用されたのは初めてではないでしょうか。
以下はその際の作業を写した動画です。長編の方には、被覆をめくって露出させた穴が写っています。宇宙飛行士は、穴を暫定的にふさいでいるエポキシ系樹脂のサンプルを採取しました。宇宙空間にさらされて劣化が進んでいないかを調べるためだと思われます:
- Watch a Spacewalking Cosmonaut Take a Knife to Soyuz Capsule (短編)
- Soyuz MS-09 inspected by cosmonauts (長編)
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