2018年6月8日金曜日

火星で太古の有機物を発見、大気メタンの季節変動を観測


6月7日付「火星で新発見?」の続報です。

日本時間8日早朝に開かれたオンラインの記者会見での発表はこれです。詳細は6月8日付の科学誌『Sciemce』に掲載されるとのこと:

すぐに日本のメディアでも報道されると思いますので、手短にまとめると ――
NASAの火星探査車キュリオシティが2つの新たな証拠を発見。1つは、30億年前の堆積岩中に有機物を発見。これは、過去の火星が生命を育む条件を満たしていたことを示唆。もう1つは、火星の約3年間(地球の約6年間)の観測で、火星大気中のメタンガスの量が季節的に変動していることを発見。両者とも生命の存在に直結するものではないが、前者は過去の火星に、後者は現在の火星に、生命が存在していた/存在している可能性を示す。

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