先月、イタリアでは大きな地震が続発し数百の人命が失われましたが、この地震は神の下した罰だという発言が物議を醸しました。
カトリックの神父がラジオ番組で、イタリアの地震について「同性カップルのシビル・ユニオン(結婚に準じた権利を認める制度)に対して神が与えた罰」と発言。バチカンのローマ法王庁は神父の発言を否定する見解を示していますが、神父はその後もさらに別のラジオ番組で「地震の原因は人間の罪業だ」と述べています:
イスラエルの内閣官房副長官(Deputy Minister in the Prime Minister's Office)はバチカンを訪問した際に、イタリアの地震は、その前の週にユネスコの世界遺産委員会が採択したエルサレム市内の聖地「神殿の丘」についての決議に対する報いだと発言。採択に対してイタリアが反対せず棄権したことが背景にあるとみられています。イタリアの大統領がイスラエルを公式訪問する直前の発言だっただけに、イスラエル外務省は謝罪に追われました:
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ユネスコの世界遺産委員会が採択した決議は、委員会のメンバーでないヨルダンとパレスチナに代わってレバノンとチュニジアが提出したもので、賛成10、反対2、棄権8、欠席1で採択されました。イスラエルは決議が聖地とユダヤ教の関連を無視するものだとして反対していました。
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