5月30日、インドネシアのサンゲアン島にあるサンゲアン・アピ山(Sangeang Api、バリ語で「精霊の山」の意、地図)が大きな噴火をおこし、定期航空便が欠航するなどの影響が出ました。噴煙は約20kmの高さにまで達したとのことです。サンゲアン島には耕作地があるものの定住者はおらず、人的な被害は出ていないもようです:
サンゲアン島はコモド・ドラゴンが棲息していることで有名なコモド島のそばにあります。サンゲアン・アピ山では 1997年から99年にかけて非常に活発な火山活動がありましたが、ここ数年は火口内に溶岩ドームが形成され、火山性の地震があるものの、水蒸気の噴気が10mほど立ち昇る程度の活動状態でした。
6月1日には噴火は収まっており、インドネシア当局は噴火の警戒レベルを1段階下げています。
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