2013年5月22日付「長~い実験にまもなく決定的瞬間」の続報です。
予想外の展開です。1927年に始められたピッチドロップ実験の 9滴目は、したたり落ちる前に途中でちぎれてしまいました。昨日までは「順調」だったのですが地震でもあったのでしょうか。それとも誰かが衝撃を与えたのでしょうか。
以下の画像は現時点のライブ映像のコピーです。右手前のビーカーから右上に向かってはみ出しているのが 9滴目になるはずだったピッチです。先端部分が滴状になっているのがわかると思います:
Credit: The University of Queensland (クリックで拡大) |
ライブ映像は以下のページで見ることができます:
この実験でも示されているように、固体も長い目で見れば液体のように振る舞います。同様に、地球のマントルも固体ですが、長いタイム・スパンで見ると液体のように対流しています。
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