札幌管区気象台が6月9日深夜に発表した「十勝岳の火山活動解説資料」(PDF形式)によると、同日午後8時30分ごろから十勝岳(地図)大正火口付近が明るく見える現象を観測、この現象が観測されたのは昨年8月13日以来とのことです:
本日(6月9日)20時30分頃から、大正火口付近が夜間に高感度カメラで明るく見える現象を観測しています。この現象は、高温ガスの噴出や硫黄の燃焼等によるものと推定されます。この現象の発生は、昨年8月13日以来で、規模も同程度の微弱なものです。
火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められませんが、2006年頃からみられている62-2火口直下浅部の膨張を示す地殻変動は現在も続いており、しばらくは活動の推移に注意が必要です。
昨年8月13日の発光現象については以下を参照してください:
- 十勝岳で再び発光現象 (12年8月14日)
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