2012年7月5日木曜日

カエルに異変 ― 神奈川県山北町


6月24日付「カエルに異変 ― 静岡県東伊豆町」と類似の現象です。

モリアオガエルは水面上にせり出した木の枝などに卵を産み付け、孵化したオタマジャクシは直下の水面へ落下して水中生活を始めます。

先に紹介した静岡県東伊豆町の場合は、モリアオガエルが下に水がない場所に産卵したのですが、今回の神奈川県山北町の温泉旅館(地図)では、「常時40度近い湯が沸く露天風呂の上」に産卵しているとのことです。

孵化したオタマジャクシが40度近い湯の中に落下したら生存は難しいでしょう。親ガエルは、産卵するときに温泉から立ち昇る湯気や熱気を感じているはずで、本来であればそのような場所は忌避するはずです。それにもかかわらず、そのような場所に産卵するというのは不可解です。「周囲に適した水場がなかったか、単純に間違えたのか。温泉で産んだというのはあまり聞いたことがない」(県立生命の星・地球博物館):

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