2012年6月11日月曜日

オリンピック・アルマゲドン (その1)


ロンドン・オリンピックの開幕まで46日となり、日本の出場選手も次々に決まっています。このオリンピックに対しては、何らかのテロ攻撃があるのではないかと以前から危惧されてきました。たとえば、以下は2010年3月31日付でイギリスの大衆紙〝デーリー・メール〟のウェブサイトに掲載された記事です:

上の記事はセンセーショナルな内容で信憑性は今ひとつですが、2011年5月にオサマ・ビンラディン容疑者が米軍に殺害されて以降は、アルカイダによる西欧社会に対する報復テロが現実味を増しています。

最近目にするのは以下のような記事です。タイトルは、「ロックフェラー財団がロンドン・オリンピックで1万3000人の死者が出ると予測している」。ロックフェラーといえば、しばしば世界的な陰謀の頭目に擬せられる財閥一族です。「ロックフェラー」という言葉を聞いたとたんに条件反射的に妄想全開になる陰謀論者でなくとも、興味をそそられるタイトルと言えるでしょう。はたしてロックフェラー一族がオリンピックで何かを起こそうと企んでいるのでしょうか:

上記記事が指摘しているのは、ロックフェラー財団Wiki)とグローバル・ビジネス・ネットワークWiki)というコンサルティング会社が共同で2010年5月に発表した文書の中に、2012年のオリンピックで爆発がおこり1万3000人の死者が出るという「シナリオ」が書かれているという点です。


続く