今年2月4日、NASAのCAMS(Cameras for Allsky Meteor Surveillance 全天流星監視カメラ群)プロジェクトが未知の流星群をとらえました。この流星群は February Eta Draconids(2月のりゅう座エータ流星群)と名付けられました。
流星群は、彗星がその軌道上に撒き散らした塵の帯の中を地球が横切るときに出現します。したがって、流星の軌道を逆算すると、その流星物質を残していった母彗星の軌道を推定することができます。今回発見されたりゅう座エータ流星群の元となった彗星の軌道を計算したところ、公転周期53年以上で、地球に危険を及ぼす可能性のある軌道をもつ未発見の彗星が存在していることが判明したとのことです:
- Discovery of the February Eta Draconids (FED, IAU#427): the dust trail of a potentially hazardous long-period comet (論文、PDF形式)
- Evidence Found for Undiscovered Comet That May Threaten Earth
- Unseen comet's orbit indicates possible crash
- Trail of Crumbs Discovered from Potentially Hazardous Comet
- Unseen Comet May Threaten Earth
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