2010年9月8日水曜日

チリで 2火山が活発化

ペテロア(Peteroa)山

チリとアルゼンチンの国境地帯にあるペテロア山(地図)が小規模な噴火をおこしたとのことです。以下はチリとアルゼンチンの報道です:

以下はチリ国家地質・鉱山局(Sernageomin)の資料です。それによると、 9月 6日にペテロア山が火砕性の噴火をおこし、黒色の噴煙を山頂から 1200m の上空まで吹き上げ、噴煙は風下側約 50km の地点にまで到達したとのことです:

9月 6日の午前 6時 47分には同火山群から南東に約 15km、深さ 13.4km のところで M5.2 の地震が記録されています。

ペテロア山はほぼ連続的に噴煙を上げ続けている火山ですが、9月 4日~5日の週末ごろから火山活動が活発化したようで、4日には火口から 3000m を超える高さまで噴煙が立ちのぼっているのを空軍の航空機が確認しています。


ビジャリカ(Villarrica)山

アルゼンチン・ブエノスアイレスの VAAC(航空路火山灰情報センター)が発表している資料によると、チリ中部のビジャリカ山(地図)から噴煙が上がっているのが、人工衛星が撮影した写真で確認されたとのことです。

理科年表(丸善書店)によれば、ビジャリカ山は 1948~49年の噴火で36(?)人、1964年の噴火で 22人、1971~72年の噴火で15人の死者を出しています。

ちなみに「東京 VAAC」 のホームページは以下にあります:

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