8月11日(火)早朝に発生した駿河湾の地震(気象庁の発表では Mj6.5、米国地質調査所 USGS の資料では M6.4)について、あれこれ書きとめておきます。
防災無線のうそ
11日の朝、私はまだ寝床の中にいましたが、寝室と居間を隔てる戸のゴトゴトという低い音で目覚めました。揺れは、9日(日曜日)の東海道南方沖の深発地震と比べると穏やかで、同地震の余震が起きたのかと思いました。目覚まし時計を見るとまだ 5時過ぎ。まだ 1時間以上眠れると思ってまどろみ始めたとたん、市の防災無線が大音量で「神奈川県東部で震度 4の地震が発生しました … 落ち着いて行動してください」云々という放送を繰り返し始めました。正しく「神奈川県東部で震度 4を感じる地震がありました」とアナウンスしてほしいものです。その防災無線の切迫感にあおられて寝床から起きだし、テレビをつけると「静岡県で震度 6弱」の文字。とうとう東海地震が発生したかと、すっかり目が覚めてしまいました。その後は、1日中眠気に悩まされました。
揺れかたの違い
私の住んでいる神奈川県・県央地域では震度 3~ 4でした。9日(日)の東海道南方沖地震の場合は、深発地震で距離も遠かったためか、P波の揺れと S波の揺れの間に、はっきりとした間がありました。もう少し間があいていたら、地震が連続して 2回起きたと思ったかも知れません。しかし、今回の駿河湾の地震では、P波の揺れと S波の揺れは切れ目なく続いていました(実際は重なっていたのだと思います)。
地震の名称
大きな被害を出した地震には、気象庁が正式の命名をしますが、今回の地震は命名の対象とはならなかったようです。報道では、「静岡地震」、「静岡沖地震」、「静岡県沖地震」、「駿河湾地震」、など、さまざまな名前が使われています。8月 14日の時点では、「静岡地震」が多数派でした。
(続く)