2026年7月12日日曜日

大規模地震発生前の地震活動パターンを解明

 
ドイツの GFZ ヘルムホルツ地球科学センターの研究チームが、大規模地震発生前に現れる地震活動の変化を特定できる手法を開発しました。すべての大地震に有効というわけではないようですが:
 
以下は記事からの抜粋です —— 

研究チームは、教師なし機械学習を用いて、事前に定義された仮定に頼ることなく、地震カタログに隠されていたパターンを検出した。研究者らは、カフラマンマラシュ地震(トルコ、2023年)、イキケ地震(チリ、2014年)、ラクイラ地震(イタリア、2009年)など、記録が豊富な複数の大地震にこの手法を適用し、本震の数週間から数ヶ月前に発生した前震活動に明確なパターンを見出すことに成功した。

一方、能登地震(日本、2024年)とアマトリチェ地震(イタリア、2016年)については、この手法ではパターンは検出されなかった。 

研究チームは本震の発生前に現れる、明確に区別できる地震活動のパターンを特定した。これらの「臨界」パターンは、以下の3つの特徴によって定義される。

地震のグループ化(クラスタリング)および地震間の相互作用の増大
空間的・時間的な局所性の強まり
ひずみ解放の増大

これらの特徴は、断層系が不安定な状態に近づいていることを示唆している。
 
しかし、この研究は重要な限界も浮き彫りにしている。すべての地震に、検出可能な地震準備過程(前兆活動)が先行するわけではないということだ。例えば、イタリアで発生した 2016年のアマトリーチェ地震にこの手法を適用した際、過去の活動と比較して明確な「臨界」カテゴリーの活動は確認されなかった。

同様に、2024年の能登半島地震のケースでも、長期にわたる群発地震活動が、明確な地震準備過程のシグナルへと発展することはなかった。
 
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