2月18日付「伽藍岳から噴気あがる ― 大分県由布市 (続報-2)」の続報です。
5月1日、伽藍岳(地図)で噴気が稜線上100mまで上がっているのが観測されました。今年1月6日、2月15日に観測されたのに次いで、2010年の観測開始以来3回目です。火山性地震は増加していません:
気象庁の資料によると、伽藍岳では奈良時代と平安時代に1回ずつ、泥流の流下をともなう水蒸気噴火が記録されていますが、その後は噴火の記録はありません。1995年には噴気孔が拡大し、火口の長径約10m、短径約7m、深さ約4mの楕円状の泥火山が形成されたとのことです。
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