2004年11月に打ち上げられ、数々の観測成果を残したスウィフト・ガンマ線バースト観測衛星(現在の正式名称はニール・ゲーレルズ・スイフト天文台 Neil Gehrels Swift Observatory)は、軌道高度が低下したため 10月23日にミッションが終了、今後数日の内に大気圏に突入する見込みです。制御されない落下のため、落下日時、落下地点(北緯 20.56〜南緯 20.56度)ともに不明ですが、最も可能性が高いのは 11月4日とされています。
衛星の重量は約 1.5トンですが、ほとんどは大気中で燃え尽き、地表まで到達する可能性があるのは衛星の姿勢制御に使われていた 6つの重いリアクション・ホイールやレンズ、鏡といった望遠鏡の部品だろうといわれています。
当初約 600km あったスウィフトの軌道高度が半分近くまで低下した際、NASA は「救助」ミッションを計画。民間企業に委託してスウィフトの高度を上げるための宇宙船を今年 7月に打ち上げましたが、8月下旬までに技術的な問題により「救助」を断念していました。