金星への軟着陸を目指して 1972年にソビエト連邦によって打ち上げられたコスモス 482号が、5月10日前後に地球大気圏に突入すると予測されています。同機は、打ち上げロケットの最終段が予定より早く停止したため、地球周回軌道から金星に向かう軌道への遷移に失敗し、そのまま 53年間にわたって地球を周回していました。
同機の重量は約 0.5トンで、北緯52度から南緯52度の間に落下すると予測されています。金星の濃密な大気圏への突入に耐え、高温高圧の環境でも機能を維持できるように設計されているので、地球の大気圏に突入してもかなりの部分が燃え尽きずに地表に到達するとみられています。また、可能性は低いものの、金星着陸時に使用する予定だったパラシュートが開く可能性も指摘されています:
- A dead Soviet space probe from 1972 is falling back to Earth
- A failed Soviet Venus lander will fall back to Earth after being stranded for 53 years
- Warning as 'car-sized' spacecraft will crash back to Earth ... here's when it'll make impact