2029年の小惑星アポフィス(99942 Apophis = 2004 MN4)の地球大接近まで 5年を切りました。現在の予報では地球に衝突する可能性は極めて小さいとされていますが、同小惑星が衛星をともなっていた場合など、予想外のことが起きるかも知れません。接近時には肉眼でも見える明るさになると予測されています。
「アポフィス」は、古代エジプトの混乱と暗闇の神「アペプ」に由来するラテン語です。付与された小惑星番号 99942 もなんだか不吉な感じがします。
99942 Apophis |
(2023年11月6日付予報) |
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接近日時(日本時間) |
(地球)2029年4月14日 06:46 (月)2029年4月14日 23:32 |
接近日時 誤差 |
(地球)± < 1 分 (月)± < 1 分 |
接近距離 | (地球)0.099 LD (月)0.250 LD |
推定直径 |
325 ± 15 m |
対地球相対速度 |
7.4 km/s ≅ 2万7000 km/h |
発見日 | 2004年03月15日 |
次の地球接近 | 2029年11月26日 |
公転周期 | 324 日 ≅ 0.89 年 |
分類 |
アテン群 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
#asteroid Apophis' close encounter with Earth is now less than 5 years away. It is the size of a football stadium and will come closer than our geostationary satellites. pic.twitter.com/9dcH9U36ZS
— Tony Dunn (@tony873004) April 15, 2024
このブログでは、原則として地球から 1LD 以内に近づく小惑星を記事にしています。
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