1月31日早朝(日本時間では同日から 2月1日にかけての深夜)、ハワイのキラウエア山(地図)の山頂付近で地震が増加し、膨張による地盤の変形が発生し始めました。これは地下のマグマの移動を示しているとみられ、ハワイ火山観測所はキラウエア山の噴火警戒レベルと航空カラーコードを「注意・黄色」から「監視・オレンジ」に引き上げました。現時点では、この活発化が噴火につながるかどうかは不明ですが、噴火があるとすれば新たな噴火活動は、ハレマウマウ火口またはその周辺、あるいはキラウェア・カルデラの南の地域で発生する可能性があるとのことです。
以下のポスト(ツイート)にある図は、1月26日から 2月2日にかけての震源の移動を示しています。震源が山頂のハレマウマウ火口付近から南西方向に移動しており、地下のマグマの移動/貫入に対応していると考えられています。
Timelapse shows earthquake activity at #Kilauea's summit (extending SW) from Jan 26-Feb 2, 2024, in 12-hr snapshots. Over 3,000 EQs have been located. Along with ground deformation patterns, these observations are consistent with magma moving into a dike-like body in the region. pic.twitter.com/3lvHvOKFG7
— USGS Volcanoes🌋 (@USGSVolcanoes) February 3, 2024
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