2023年6月4日日曜日

揺れない富山県

 
富山地方気象台によると、2022年までの10年間、全国で地震が最も少なかったのは富山県で、震度 1以上を観測した回数は 117回だったとのことです。 

「だが、直近に地震が少なかったからといって安心はできない。(中略)熊本県は比較的、地震が少ない県だったが、直後に強震に襲われた」:
 
気象庁の震度データベース検索を利用すると、117回の内訳は、震度1が 80回、同2が 28回、同3が 7回、同4が 2回でした。また、富山県でもっとも地震が多かった年は 2021年で 23回、ついで 2022年の 20回、2020年の 19回となっていて、近年の増加傾向が見てとれます(それ以前は 1桁がほとんどで、多い年でも 12回でした)。
 
隣の石川県では能登半島先端部の珠洲市で群発地震が続いているので、今後の統計ではどうなるかわかりませんね。とは言うものの、同地で起きた地震でも最大震度 1 や 2 では富山県では無感ですし、震度 3 であっても無感のことが多いようです。