9月18日23時30分ごろ、宮城県仙台市の三井ガーデンホテル仙台(地図)で、横揺れときしみ音がすると宿泊客から通報があり、消防や警察が出動しました。深夜にもかかわらず、宿泊客は屋外に避難、1人が転んでけがをしました。
原因は制振装置の誤作動と発表されています。18階建ての同ホテルでは屋上に制振装置が設置されていますが、その制振装置が揺れを感知していないにもかかわらず作動し、逆に建物を揺らしてしまった、とのことです。同ホテルのホームページには「本件に関しては、強風による建物の揺れを低減し居住性を高める目的で屋上に設置された制振装置の誤作動により発生したことが判明しております」との説明が記載されています:
- 仙台のホテルで夜中に「横揺れときしみ音」、客370人ら避難…制震装置が誤作動 (写真2葉あり)
- ホテル揺れ宿泊客が避難、仙台 1人けが、制振装置が誤作動 (写真あり)
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何がきっかけで制振装置の誤作動が起きたのでしょうか。気象庁の震源リストによると、23時28分ごろには石川県能登地方を震源とする M2.6、深さ12km、最大震度1の地震が発生していますが、規模が小さい上に遠すぎます。また、23時39分ごろには宮城県沖で M2.3、深さ33kmの地震が発生していますが、これも遠すぎます(震央は仙台市の東方約110km)。ということで、誤作動のきっかけはわかりません。