7月26日ごろから、アメリカ領サモア(サモア独立国の東方)のマヌア諸島(Manuʻa islands)で群発地震が続いています。無感地震を含めて1時間あたり30〜60回の地震が記録されています。当初はタウ島(Taʻū island、地図)の火山か Vailuluʻu 海底火山(地図)周辺が震源とみられていましたが、タウ島に新たに設置された地震計のデータや、揺れの通報などによって、Vailuluʻu よりはタウ島に近い領域で発生していることがわかってきています:
今年1月にはトンガ王国で火山の爆発的噴火があり津波が発生しましたが、サモアの火山はハワイ諸島の火山に似ていて、緩やかに溶岩を流出させるタイプの噴火が多いということです。
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