7月14日付「秋田焼山で高濃度の有毒ガス — 秋田県」の続報です。
秋田県鹿角市と仙北市にまたがる活火山・秋田焼山(地図)近くの叫沢(さけびざわ、地図)周辺で、6月に、人間の致死濃度の57倍を超える硫化水素が検出されていたことがわかりました。即死する可能性もあるとのこと。県や環境省は近くを通る国道の一部区間で駐停車しないように呼びかけています。叫沢地区では1986年に観光客が火山ガスで死亡する事故が起きています:
気象庁が8月8日に発表した「秋田焼山の火山活動解説資料(令和4年7月)」(PDF形式)には、「叫沢源頭部からの噴気の高さは30m以下で、噴気活動は低調に経過しました」と書かれています。
秋田焼山は1997年に水蒸気噴火を起こし、岩屑なだれ、地すべり、泥流などが発生しています。
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