燃えさかる活火山の火口に増え続けるゴミを投入して焼却処分すればゴミ問題が解決するのではという考えがなぜ無理なのか、火山学者が解説しています。火山によっては溶岩の温度が焼却炉より低い、ゴミが燃焼するときに発生する有毒ガス(焼却炉では除去できる)と火山ガスの混合、溶けた溶岩が露出している火山は意外に少ない、ゴミの投入による爆発の危険性、火山が先住民の聖地となっている、などなど。
「燃え盛る火山のなかにすべてのゴミを投げ入れてしまえばいい──そう思ったことはないだろうか? しかし、問題はそれほど単純ではない」:
- 「どうして火山にゴミを捨てて、燃やしたらいけないの?」に専門家が本気で答えたら… (後半は要ログイン)
- 行き詰まるゴミ問題、それならどうして火山に捨てて燃やしてしまわないの? (同一内容、全文無料)
原子力発電所から出る使用済み核燃料や高レベル放射性廃棄物を海溝に沈めるというアイデアも見たことがあります。海洋プレートの沈み込みによって地球の奥深くまで運ばれるので安全だとのことでしたが、そう単純ではないようです。