2021年10月24日日曜日

台湾北東部で M6.5

 
日本時間 10月24日14時11分ごろ、台湾北東部で M6.5、震源の深さ 66.8km の地震が発生しました。台湾で今年記録された地震の中では最大の規模ですが、震源が深かったため、最大震度は台湾の震度階(7段階)で 4 でした。M5.4 や M4.2 の余震が発生しています。
 
落石などで数名の負傷者が出ています。また、給水塔が破損、建設現場のクレーンが折損、住宅の軒が剥離するなどの物的被害が出ています:

震源付近は琉球海溝と沖縄トラフの西端部にあたり、今年 1月1日に M4.5 の地震が発生したものの、その後は比較的地震が少ない状態が続いていたとのことです。
 
米国地質調査所(USGS)は M6.2、深さ 64.5km、日本の気象庁は M6.3、深さ 80km、沖縄県石垣市などで最大震度 2 を観測したとしています(震央地図CMT解)。
 
この地震の揺れは日本全国に伝わりました。以下は防災科学技術研究所の「高感度版 100トレース連続波形画像」です。南の観測点ほど早く揺れ始めていることがわかります: