2021年9月22日水曜日

オーストラリア南東部で M6.0

 
9月22日午前9時15分(日本時間同日午前8時15分)ごろ、オーストラリア南東部ビクトリア州で M6.0、深さ約 10km の地震が発生し、震央から約 100km 離れたメルボルンをはじめ、シドニー、キャンベラ、対岸のタスマニア島などでも揺れを感じました。同国政府の Geoscience Australia は M6.0、米国地質調査所(USGS)は M5.8、震源の深さはいずれも約 10km と発表しています。発震機構解からは横ずれ断層の活動による地震だったことがうかがえます:
 
建物の壁が崩れるなどの被害が出ています。また、倒壊した建物があるとの報道もあります。米国ワシントンに滞在中の首相は記者会見で、これまでの報告では重傷者は出ていないと述べています。また専門家は「ビクトリア州がヨーロッパ人の入植以来経験した最大の地震」、「ビクトリア州がこのような地震を感じたのは 2009年の M5.5 の地震以来」と語っています: