2021年6月27日日曜日

大量の伝書鳩が行方不明 — イギリス、ポルトガル

 
6月19日、イギリス東部 Peterborough(地図)で行われた伝書鳩のレースで、同地から放たれた ハトの多くが巣に帰らず行方不明になっています。不明になっているハトの数は記事によって異なっていて、1万羽超とするものや、放たれた約 9000羽のうちの数千羽とするものがあります。
 
レースは 3時間を予定していて、ほとんどのハトは数時間以内に巣に戻るはずでした。ところが、90%のハトが帰巣するはずの時間になっても実際に巣に戻ったのは 10%でした。このような事態は過去に例がないとのことです。

当日の天候は曇りでしたがレースに支障があるほどではなく、原因として地磁気に何らかの変化があったのではないかとも考えられていますが、はっきりとしたことはわかっていません:
 
ポルトガルでも大量の伝書鳩が行方不明になっています。ポルトガル本土最南端のアルガルヴェから同国北部のポルトまで、海外沿いに約 300キロの距離で行われたレースで、参加したハト約 1万羽のうちの 3割が 6月半ばの時点で行方不明となっているとのことです。記事にはレースが行われた日付は明記されていないのですが、6月上旬のことではないかと思われます。こちらは、悪天候が原因とされています: