3月24日から25日にかけて、小惑星〝2021 FK1〟と〝2021 FE2〟が月と地球に接近します。
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小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2021 FK1 | 10~22 | (月)3月24日 21:27 (地球)3月25日 02:53 |
2.10 1.54 |
2021 FE2 | 10~23 | (月)3月25日 04:32 (地球)3月25日 15:02 |
1.56 1.44 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
FK1 と FE2 はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。FK1 が最初に観測されたのは 3月20日、FE2 は 3月22日です。
接近時の地球との相対速度は、FK1 が秒速 13.5km(時速約 4万9000km)、FE2 が秒速 10.3km(時速約 3万7000km)と予報されています。
FK1 の月への接近時刻には ±54分、地球への接近時刻には ±59分、FE2 の月への接近時刻には ±8分、地球への接近時刻には ±9分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。