日本時間 2月7日 14時46分ごろ、ニューギニア島北東のビスマルク海で M6.3、深さ 10.0km の地震が発生しました(震央地図)。横ずれ断層タイプの地震です:
ビスマルク海の北では太平洋プレートが西北西に向かって年速 95〜100mm で移動、南ではインド・オーストラリア・プレートが北北東に向かって年速 72mm で移動しています。この 2つのプレートの「斜め収束」によって、間に挟まれたビスマルク海の中央部分には、ほぼ東西方向に走る拡大軸(中央海嶺に準じる)が受動的に形成されています。今回の地震は、この拡大軸内のトランスフォーム断層で発生したものと考えられます。
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