2月14日から 15日にかけて、小惑星〝2021 CA6〟と〝2021 CS6〟が地球と月に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2021 CA6 | 6~12 | (地球)2月14日 00:58 (月)2月14日 10:49 |
0.43 1.22 |
2021 CS6 | 7~17 | (地球)2月14日 21:09 (月)2月15日 01:12 |
0.39 0.62 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
CA6 と CS6 はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。CA6 が最初に観測されたのは 2月10日、CS6 が最初に観測されたのは 2月9日です。
接近時の地球との相対速度は、CA6 が秒速 6.8km(時速約 2万4000km)、CS6 が秒速 8.3km(時速約 3万km)と予報されています。
なお、記載が遅れましたが 2月12日から 13日にかけて、小惑星〝2021 CC6〟が地球と月に接近しました。 この小惑星はアポロ群に属し、最初に観測されたのは 2月11日でした。接近時の地球との相対速度は秒速 13.6km(時速約 4万9000km)でした。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2021 CC6 | 3~6 | (地球)2月12日 19:59 (月)2月13日 03:26 |
0.44 0.60 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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