2021年2月13日土曜日

2つの小惑星が地球と月に接近

 2月14日から 15日にかけて、小惑星〝2021 CA6〟と〝2021 CS6〟が地球と月に接近します。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2021 CA66~12 (地球)2月14日 00:58
 (月)2月14日 10:49
0.43
1.22
2021 CS67~17 (地球)2月14日 21:09
 (月)2月15日 01:12
0.39
0.62
(1LD=地球から月までの平均距離) 

CA6 と CS6 はアポロ群に分類されています。

直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。CA6 が最初に観測されたのは 2月10日、CS6 が最初に観測されたのは 2月9日です。

接近時の地球との相対速度は、CA6 が秒速 6.8km(時速約 2万4000km)、CS6 が秒速 8.3km(時速約 3万km)と予報されています。 

なお、記載が遅れましたが 2月12日から 13日にかけて、小惑星〝2021 CC6〟が地球と月に接近しました。 この小惑星はアポロ群に属し、最初に観測されたのは 2月11日でした。接近時の地球との相対速度は秒速 13.6km(時速約 4万9000km)でした。

小惑星 推定直径
(m)
接近日時
(日本時間)
接近距離
(LD)
2021 CC63~6 (地球)2月12日 19:59
 (月)2月13日 03:26
0.44
0.60
(1LD=地球から月までの平均距離) 


このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。


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