2月11日から12日にかけて、小惑星〝2021 CU1〟と〝2021 CO〟が地球と月に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2021 CU1 | 5~11 | (地球)2月11日 13:21 (月)2月11日 23:42 |
1.58 1.34 |
2021 CO | 23~52 | (地球)2月12日 00:21 (月)2月12日 10:14 |
0.94 1.02 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
CU1 はアテン群に、CO はアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。CU1 と CO が最初に観測されたのは 2月5日です。
接近時の地球との相対速度は、CU1 が秒速 8.4km(時速約 3万km)、CO が秒速 11.6km(時速約 4万2000km)と予報されています。
CU1 の月接近時刻には ±1分、CO の月接近時刻には ±2分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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