米国地質調査所(USGS)の発表によると、12月1日07時54分ごろ、間宮海峡で M6.4、震源の深さ 587km の深発地震が発生しました(震央地図)。発震機構は正断層タイプです。気象庁の発表ではサハリン西方沖 M6.6、深さ 610km、防災科学技術研究所の発表では宗谷海峡 Mw6.2、深さ 480km となっています。
以下は各地の震度を示す地図ですが、異常震域と考えられる分布となっています。千島海溝や日本海溝から沈み込んだ太平洋プレートのスラブによって震動が遠隔地にまで伝わった結果でしょう:
出典:気象庁ウェブサイト |
以下は防災科学技術研究所の「高感度版 100トレース連続波形画像」ですが、日本の北から南(図では上から下)に向かって大きな揺れが順次観測され真っ黒になっています。北では 7時56分ごろ、南では 7時58分ごろから揺れ始めています:
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