12月25日から26日にかけて、小惑星〝2020 YZ3〟と〝2020 YG3〟が月と地球に接近します。
小惑星 | 推定直径 (m) |
接近日時 (日本時間) |
接近距離 (LD) |
---|---|---|---|
2020 YZ3 | 8~17 | (月)12月25日 19:19 (地球)12月26日 06:46 |
1.82 1.61 |
2020 YG3 | 11~24 | (月)12月26日 02:01 (地球)12月26日 11:02 |
1.99 1.95 |
(1LD=地球から月までの平均距離)
YZ3 と YG3 はともにアポロ群に分類されています。
直径の小さい小惑星ほど発見が遅れ、地球接近(最悪の場合は衝突)の直前、あるいは接近・通過後になる傾向があります。YZ3 と YG3 が最初に観測されたのは12月22日です。
接近時の地球との相対速度は、YZ3 が秒速9.4km(時速約3万4000km)、YG3 が秒速8.1km(時速約2万9000km)と予報されています。
YZ3 の月と地球への接近時刻にはそれぞれ ±3分、±2分の誤差が見込まれています。また、YG3 の月と地球への接近時刻にはともに ±7分の誤差が見込まれています。
このブログでは、原則として地球から2LD以内に近づく小惑星を記事にしています。2LDよりも離れたところを通過する小惑星まで含めると、毎日数個は地球に接近しています。直径が1kmを上まわる大きな小惑星は、概ね30LDよりも遠いところを通りすぎて行きます。白亜紀末に恐竜を絶滅に追いやったとされる小惑星(あるいは彗星)の直径は少なくとも10kmはあったと推定されています。
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