11月14日夜、山口県上関町の室津半島と沖合の長島を結ぶ上関大橋(全長約 220m、1969年開通、地図)で、県道と橋の接続部分に約 20cmの段差ができて乗用車が衝突する事故がありました。段差は橋の側が高くなる形で生じています。第6管区海上保安本部によると、橋に船などが衝突した情報はないとのことで、橋を管轄する山口県が原因を調査中です:
- 橋がずれて車が衝突、2人搬送…つなぎ目付近に段差 20センチ (写真あり)
- 橋の上に 20センチ段差、車衝突し2人搬送 山口・上関 (写真あり)
- 山口 上関町 本州と島結ぶ唯一の橋に段差 車が衝突 通行止めに (動画・写真あり)
橋が隆起したのでしょうか、県道側が沈降したのでしょうか。
防災科学技術研究所の Hi-net には上関観測点があるのですが、14日分の連続波形には特に大きな震動は記録されていません。ただ、20時50分33秒ごろに 1〜2秒間ほどの短い震動が見られますが(グラフ)、これは自動車の衝突によって生じたものでしょうか。
下の関連記事は、橋に何らかの異常が生じた出来事を扱ったこのブログの過去の記事です。自分でも驚いているのですが、今回も含めて全てが 10月末〜11月前半に起きています。
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